「NNKの連ドラ「花子とアン」の人気で、村岡花子さんが改めて注目を浴びている。アンの青春私が「赤毛のアン」に出会ったのは、中学一年の頃。瞬く間にはまって、次から次へとアンブックス10巻を、繰り返し読んでは、実は最近まで引越しのたびに箱に詰め、ずっと大事にしてきた。

中でも「アンの青春」「アンの愛情」が一番好き。村岡花子さんの訳で繰り返し読んだせいか登場人物の言葉のリズムまで焼きついていて、ほかの方の訳で一度読もうとしたら、「違うこれじゃない。これは違う本だ」と受け付けない。

それぞれの巻にはレギュラーの他、忘れられない登場人物が紹介される。「赤毛のアン」のマシュー、「アンの青春」のミスラヴェンダーとシャーロッタ四世、そして「アンの愛情」はプリシラやフィリパも好きだけれど、ワンシーンしか出ない、アンたちの大家さんのミスパティ&ミスマリアが、とっても楽しく印象深い。

「アンの愛情」では更に忘れられない人、ジムボイド船長が出てくる。なんとチャーミングで懐かしい人々だろう。こんな世界を造形できるモンゴメリという作家に改めて脱帽。まだ大人になりきっていない青春前期の少女たちに優れたお話をありがとう。名訳してくださった村岡花子さんにもありがとう。家族や親戚の少なかった私には、アンブックスの魅力的な登場人物が、多くの影響を与え、育んでくれた家族です。

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